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応援されることを、どう設計するか(2025年6月15日発行)

女子フットサルクラブ「ヴォルフェ北海道」は、北海道・旭川およびその近郊を拠点に活動しています。

クラブを立ち上げたとき、最初に考えたことは「どうすれば応援してもらえるか」ではありませんでした。

僕たちが考えていたのは、「応援されるという関係を、どう設計するか」という問いです。

どこまで関わってもらいたいのか。

どこまで踏み込んでほしいのか。

「応援」という言葉が持つ広さや曖昧さに、どこで線を引くのか。

そこを曖昧にしたまま始めてしまうと、あとで関係が壊れてしまう。

クラブを始めようと決めたとき、そう感じていました。


応援は、ありがたいものだからこそ

応援は、ありがたいものです。

けれど、そのありがたさだけで受け取っていくと、どこかで「受け取りすぎる」か、「応えすぎる」かになってしまう。

だからこそ、その前にこちらの構えとして整理しておく必要があると感じていました。

どんな関係を結びたいのか。

どんなかたちで続いていってほしいのか。

それを制度のあとづけではなく、構えとして先に持っておく。

ヴォルフェ北海道では、その順番を大切にしています。


制度より前に、関係を考える

制度より前に、関係の設計を考える。

支援をお願いする前に、その支援をどう受け取るのかを考える。

ありがたさの前に、準備をする。

選手がいない段階でクラウドファンディングに踏み切ったのも、その延長線上にありました。

誰に届けたいのか。

どんなふうに関わってほしいのか。

まず自分たち自身で、それを定義したかったからです。


ためらいがなかったわけではない

もちろん、ためらいがなかったわけではありません。

応援されることに構造を持ち出すのは、冷たく見えるかもしれない。

感謝の前に設計を語るのは、不遜に映るかもしれない。

それでも、関係を長く続けたいと思ったとき、その構えを言葉にしておく必要があると考えました。

応援という言葉が届いたときに、こちらの輪郭がぼやけてしまわないように。

それは、このクラブにとっての設計の入口であり、

誰かが関わりはじめるときの、最初の問いでもあると思っています。

あなたなら、この問いをどこに置くでしょうか。

※本稿は、メールマガジン「この判断で、よかったか?女子フットサルクラブの『経営』と『感情』の実録」の記事をWOELFE PACKメンバー向けに再編集したものです