選手の情報を出していくかどうか(2025年7月9日発行)
2025/07/09選手の情報を出していくかどうか
最近、SNSなどを通じて、ありがたい反応をいただく機会が増えてきました。
その中には、
「どんな選手がいるのか知りたい」
「試合の様子をもっと見たい」
といった声もあります。
とても自然な反応だと思います。
応援したいと思ってくださるからこそ、その対象となる“誰か”の姿を知りたいと感じるのは、当然のことです。
それでも、いまの僕たちは、選手に関する情報の発信に慎重になっています。
理由は、大きく分けて二つあります。
選手=発信される存在ではない
ひとつは、いまヴォルフェ北海道に所属している選手たちが、
「プレーすること」には合意していても、
「発信される存在になること」まで、同じように合意しているとは限らない、という点です。
現在所属している選手たちは、学生や会社員として日常を送りながら、
週に数回集まってトレーニングを重ねています。
クラブとしても、そうした個々の事情や希望を丁寧にすり合わせながら、
活動や発信のあり方を一つひとつ整えている段階です。
将来についての話も含め、無理のない形で、時間をかけて対話を重ねています。
いまは選手を「広告塔」にしないという姿勢
もうひとつの理由は、いまのヴォルフェが
「選手を広告塔にしない」という前提を持っているからです。
応援してもらうために、まず“見せる”のではなく、
僕たち自身が、選手たちに何を提供できているのかを問い続けたい。
そもそも、応援は
「知っているから」「見たことがあるから」
だけで生まれるものではないはずです。
まだ名前も顔も知らない相手を、応援することだって、きっとできる。
その可能性――関係性の芽のようなものを、いまは信じてみたいと思っています。
「発信しない」という判断を記録する
もちろん、試合結果などの最低限の情報は発信しています。
それは、記録として残すこと、そして支援してくださる方々への報告として、
必要なことだと考えているからです。
ただ、それ以上の「物語」については、いまはまだ言葉にしない。
そう決めたのは、守りたいものがあるからであり、
これから見えてくるものを、信じたいからでもあります。
この判断はいつまで続くのか
この姿勢が、いつまで続くのかは、正直わかりません。
状況が変われば、考え方が変わることもあると思います。
それでも、少なくとも現時点では、
この選択こそが、いまのクラブの「らしさ」だと感じています。
あなたは、どんなクラブを「信頼したい」と思いますか。
今日は、その問いを残して、ここで筆を置きます。
※本稿は、メールマガジン「この判断で、よかったか?女子フットサルクラブの『経営』と『感情』の実録」の 記事をWOELFE PACKメンバー向けに再編集したものです