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不完全主義(2025年12月17日発行)

最近、オリバー・バークマンの『不完全主義』を読んでいます。

限られた時間のなかで、すべてをやりきろうとしない。忙しさをどう効率化するかではなく、「そもそも、どれだけを抱えられるのか」という問いから始まる本です。

仕事を増やすか減らすか。その前に、いま自分が何を手元に置いているのかを見つめ直す。

そんな視点に、いまの自分は何度も立ち止まらされています。


エドとの対話

北海道でプロバレーボールチームに関わっていた頃、当時も今もヘッドコーチとしてチームを率いているエド・クライン監督と、よく仕事について話をしていました。

いまも時間を見つけてお茶をしながら近況を話しますが、そのなかで日々の判断や時間の使い方について触れる場面がいくつかあります。

特によく話題にあがるのが、カル・ニューポートの『SLOW 仕事の減らし方』という本にある考え方です。

最近読んでいる『不完全主義』にも、カル・ニューポートからの推薦文がありました。

一度に多くを抱えず、焦点をどこに置くかを丁寧に決めるという姿勢は、当時の仕事の進め方を考えるうえでとても影響のあった視点でした。


抱える量を決める

『不完全主義』を読みながら、自分の仕事の並べ方を静かに俯瞰しています。

増やすか減らすか、という単純な話ではありません。
どの単位で仕事を扱っているのか。どこまでを「いまの自分の仕事」として認識しているのか。

同時に進められる量には、どうしても限りがあります。

やりかけのまま置いているものがあると、その分だけ判断は重くなる。

終わらせること。区切りをつけること。

抱えきれない線があるなら、それを認めることもまた、判断のひとつなのだと思います。


あきらめる線と進める線

できないことを、無理に抱え込まない。

それでも、必要な行動はやめない。

あきらめる線と、進める線。その両方を持ちながら、いまの状況に合った歩幅を選ぶ。

ヴォルフェとして取り組みたいことは、正直たくさんあります。

けれど、すべてに同じ濃さで手を伸ばすことはできない。

「今年の仕事」と「いまは置く仕事」を分ける。その判断は、まだ途中にあります。

急いで答えを出すのではなく、いまは途中にとどまる時間を大事にしたい。

状況を見ながら、少しずつ線を引いていく。

また近いうちにエドとお茶をしながら、この続きを話せたらと思っています。


※本稿は、メールマガジン「この判断で、よかったか?女子フットサルクラブの『経営』と『感情』の実録」の内容を、ブログ向けに再編集したものです