いま、どんな状態でチームをつくっているのか(2026年4月15日発行)
2026/06/12いま、どんな状態でチームをつくっているのか
新シーズンが始動しました。今季は監督を迎え、共に歩みを進めています。
「体制が決まった」と言えば一言で済んでしまう変化かもしれません。しかし、僕の中ではそれ以上の大きな意味を持っています。
これまで一人で抱え込んでいたことの一部を信頼して任せられる。練習メニューをゼロからひねり出す負担が消え、フットサルの悩みも、孤独に考え続けるのではなく対話を通じて深めていける。
一つひとつは小さな変化かもしれません。ですが、その積み重ねによって、チームとしての歩み方が根本から変わり始めているのを実感しています。
空いた穴を埋めるように進めていた昨シーズン
昨シーズンは、競技面の判断を自分自身が下す場面が多くありました。
練習メニューの作成からチームの指針決定まで、まずは自分の中で整理し、そのまま形にしていく。そんな日々でした。
ただ、それは「監督」として振る舞っていたというより、そこに「空いている穴を埋めていた」という感覚に近いものでした。
もともと監督として率いる前提で動いていたわけではなかったため、その役割を全面的に引き受けられていたわけでもありません。
その結果、うまく進められた部分もあれば、どうしても抱えきれなかった部分もありました。
しかし今シーズンは、その前提が根本から変わっています。競技面を「監督が、監督として」全うする。その当たり前とも言える体制で、今、チームは動き出しています。
対話できること、任せられること
この形になって、いくつか鮮明に見えてきたことがあります。
ひとつは、フットサルのことを「そのまま」話し合える相手がいるということです。
これまでは自分の中で思考を完結させ、一人で判断を下すしかありませんでした。しかし今は、その過程に「対話」があります。
自分の考えを投げかけ、返ってきたものを受け取り、もう一度考え直す。この思考の往復によって、判断の質が磨かれていく感覚があります。
もうひとつは、役割を「任せられる」ようになったことです。
すべてを自分で抱え、自分で回すのではなく、信頼して託せる部分がある。全部を握りしめるのではなく、適切に「分かち合う」形へと持ち方が変わりました。
そして何より、今のヴォルフェ北海道に対して前向きに取り組もうとする人たちの存在を感じています。その熱量があるからこそ、今の体制は成り立っています。
まだ足りていない現実
一方で、チームとしてまだ足りていない現実もあります。
特に、練習に参加する選手の数は、決して十分とは言えません。人数が揃わないことで、やりたいことが制限されてしまう場面も多々あります。
これは、今の体制を維持するだけでは解消できない課題です。
だからこそ、僕たちは今、新しい選手を募集しています。
僕たちが求めているのは、必ずしもフットサルの技術に長けた選手だけではありません。それ以上に「ヴォルフェ北海道に関わること」に価値を感じ、活動に前向きに取り組めること。その「姿勢」を何よりも重視しています。
強いチームをつくる前に、まずは前向きな「状態」をつくること。今のヴォルフェには、それが一番必要だと考えています。
変化の途中にいるということ
今シーズンは、これまでとは全く違う前提でスタートを切りました。
ただ、体制が整ったからといってすべてが完成したわけではありません。
進め方が変わったからこそ、改めて突きつけられた課題もあります。
新しい基盤の上で、ここからどうチームをつくり上げていくのか。
その「変化の途中」にいることも含めて、今のヴォルフェ北海道のありのままの姿だと思っています。
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