目標をどう置くか(2026年4月22日発行)
2026/06/12目標をどう置くか
ヴォルフェでは、目標設定にOKRという形を使っています。
OKRは、目標の置き方のひとつです。Objective(目標)とKey Results(指標)を分けて設定する。
目標として「どこに向かうのか」を言葉にし、その進み方を「どの状態になれば進んでいると言えるのか」で捉える。
一般的な目標設定では、やることと達成水準がそのまま一体になっていることが多いと思います。
それに対してOKRでは、目標と指標を分けて置く。その分、目標そのものはいまの延長に合わせて決めなくてもよくなります。
現実的に届くかどうかとは一度切り離して、どこに向かうのかを先に置く。そのうえで、いまの位置を指標で見ていく。
ヴォルフェでは、この形を使って目標を置いています。
クラブの運営は、目に見えるところでは試合や練習やイベントが中心になります。
選手のこと。練習のこと。拠点のこと。お金のこと。関係者とのやり取り。
そうしたものをひとつずつ動かしていく。その連続の中に目標設定も置いています。
何をやるかだけでなく、どこに向かっているのかも言葉にする。そのときに使っている形のひとつがOKRです。
具体的な判断の積み重ねの中で
クラブの運営は、具体的な判断の積み重ねです。
練習の場所をどうするか。どのタイミングでイベントを入れるか。誰に声をかけるか。どこにお金を使うか。
どれもその場で決めなければ動かないものです。しかもそれぞれは独立していません。
ひとつ決めると別のところにも影響が出る。だから、優先順位をつけながらその都度判断していくことになります。
この状態だけを見ると、目の前のことに集中していくのは自然です。実際、それでクラブは進みます。
ただそのやり方だけで進めていると、それぞれの判断がどこに向かっているのかが見えにくくなる瞬間があります。
イベントもやる。スポンサーも探す。事業もつくる。
それぞれは前に進んでいるはずなのに、それがひとつの流れとしてどうつながっているのかが少しぼやける。
ヴォルフェでは、その状態を前提にしたままで目標を言葉として置いています。何をやるかと同時に、どこに向かうのかを扱う。
その両方を運営の中に入れておくために、目標設定を置いています。
年・四半期・月を行き来する
ヴォルフェでは、目標を単発で扱っていません。年単位で目標を置き、それを四半期や月の単位で区切りながら見ていきます。
大きな目標があり、それに対していまどこにいるのかを区切りの中で確認していく。
やっていること自体は特別なものではありません。ただ、この区切りを持っていることで、日々の動きと目標のあいだを行き来できるようになります。
月単位で見れば、やることは具体的です。
イベントの準備や調整。連絡や手配。その時点で必要な動き。
それだけを見ていると、その月にやるべきことは明確でも、その先の方向は見えにくくなることがあります。
一方で、年単位の目標だけを見ていると、方向は見えても何をすればいいのかは曖昧になります。
そのあいだを行き来するために、年・四半期・月という単位で目標を置いています。
その形として使っているのが、OKRです。
目標と指標を並べる。シンプルな構造ですが、その形を通すことで目標を置くことと動くことが分かれにくくなります。
目標は、日々動かしているものと同じ場所にある
目標は、切り離して置いているものではありません。日々動かしているものと同じ場所にあります。
イベントをどうするか。スポンサーとどう関わるか。どんな事業をつくるか。
そうした具体の動きの中で目標を見返すことになります。
いまやっていることが、どこに向かっているのか。この動きはその目標に対してどの位置にあるのか。
ひとつひとつの判断は小さくても、それを積み重ねるときには基準が必要になります。目標を置いているのはそのためです。
OKRという形を使っているのも、それを言葉として扱いやすくするためです。
特別なことをしているわけではありません。
ただ、目の前の動きと目標が離れてしまうと、どこに向かっているのかが見えにくくなる。なるべくその状態をつくらないよう心がけているつもりです。
いまは、この形で進めてみている
ここまで書いてきたことは、日々の運営の中にあるものです。
やることを決めて、動かしていく。その繰り返し自体は変わりません。
その中で、目標を言葉として置いています。
目の前のことだけでもクラブは進みます。ただ、それだけで進めていると、あとから見たときにどこに向かっていたのかがわかりにくくなる。
目標を置いておくと、そのときに考えていた方向が少しだけ残ります。いまやっていることも、その延長のどこかに位置づくはずです。
ここまでのやり方が最適なのかはまだわかりません。
いまは、僕たちはこの形で進めてみています。
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