WOELFE PACKについて、正直に話しておきたいこと
2025/06/25WOELFE PACK(ヴォルフェ・パック)というメンバーシップ制度を進めていくなかで、私たちの中にはずっと葛藤があります。
アートカードは、毎月必ず届けられるものではありません。制作には時間がかかり、完成したカードも数に限りがあります。
それでもメンバーの皆さんは、毎月支援というかたちでこのクラブと関わってくださっています。
「何か届くと思っていたのに」「楽しみにしてたのに」
そう思わせてしまうかもしれないという不安があります。
せっかくWOELFE PACKに関わってくれているのだから、何かしら手元に届いてほしい。そんな気持ちが私たちの中にも確かにあります。
でも、だからといって無理に何かを「埋める」ようなことはしたくないとも思うのです。
焦ってつくることはしたくない、という思い
アートカードは、時間をかけて、対話を重ねながら、丁寧にかたちにしていくものです。
予定通りに仕上がらないこともありますし、途中で立ち止まることもあります。
それでも、その過程ごと、関係性の一部として受け取ってもらえたら——そんな願いがあります。
「不定期であること」と「誠実であること」のあいだで
私たちは毎月、小さな判断を重ねています。
届ける頻度を上げるべきか、制作の質を優先すべきか。
きれいな正解はなくて、その都度の状況や対話のなかで最良と思える選択を探しています。
それはつまり「いま、どう応えるか」を問い続ける営みでもあります。
「たまにしか届かない」仕組みに、納得感はあるか
クリエイターと一緒に時間をかけてつくる一枚の重みが、ちゃんと伝わるか。
制作の背景やプロセスをオープンにすることで、ただ“届く”だけではない関わり方を共有できたらと思っています。
これは「特典」ではなく、「選択肢」です
WOELFE PACKは、「特典」や「見返り」として支援を募るものではありません。
このクラブにどれだけ関わるか、どのくらいの距離で応援するか。
それぞれが自分のペースで選べるように、“WHITE/GOLD/RED”の3つのプランを設けています。
ものすごく静かで、でも確かなつながり
そこにあるのは、「もっと応援してくれる人を増やしたい」といったマーケティングではありません。
ただいま目の前にいる人と、誠実に関わり続けること。
それが、WOELFE PACKという場に生まれているつながりの根底にある想い・願い・そして祈りです。
言葉がなくても、信じてくれている
そう感じる瞬間があるからこそ、私たちは少しずつでも続けていこうと思えます。
正解のないこのかたちに、いま関わってくれていることに、心の底から感謝しています。
この関わり方に、何かを感じてもらえたなら。
そういう選択肢もあるということだけでも、知っておいてもらえたら嬉しいです。
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