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WOELFE PACKについて、正直に話しておきたいこと

WOELFE PACK(ヴォルフェ・パック)というメンバーシップ制度を進めていくなかで、私たちの中にはずっと葛藤があります。

アートカードは、毎月必ず届けられるものではありません。制作には時間がかかり、完成したカードも数に限りがあります。

それでもメンバーの皆さんは、毎月支援というかたちでこのクラブと関わってくださっています。


「何か届くと思っていたのに」「楽しみにしてたのに」

そう思わせてしまうかもしれないという不安があります。
せっかくWOELFE PACKに関わってくれているのだから、何かしら手元に届いてほしい。そんな気持ちが私たちの中にも確かにあります。

でも、だからといって無理に何かを「埋める」ようなことはしたくないとも思うのです。

焦ってつくることはしたくない、という思い

アートカードは、時間をかけて、対話を重ねながら、丁寧にかたちにしていくものです。
予定通りに仕上がらないこともありますし、途中で立ち止まることもあります。

それでも、その過程ごと、関係性の一部として受け取ってもらえたら——そんな願いがあります。


「不定期であること」と「誠実であること」のあいだで

私たちは毎月、小さな判断を重ねています。

届ける頻度を上げるべきか、制作の質を優先すべきか。
きれいな正解はなくて、その都度の状況や対話のなかで最良と思える選択を探しています。

それはつまり「いま、どう応えるか」を問い続ける営みでもあります。


「たまにしか届かない」仕組みに、納得感はあるか

クリエイターと一緒に時間をかけてつくる一枚の重みが、ちゃんと伝わるか。

制作の背景やプロセスをオープンにすることで、ただ“届く”だけではない関わり方を共有できたらと思っています。


これは「特典」ではなく、「選択肢」です

WOELFE PACKは、「特典」や「見返り」として支援を募るものではありません。

このクラブにどれだけ関わるか、どのくらいの距離で応援するか。
それぞれが自分のペースで選べるように、“WHITE/GOLD/RED”の3つのプランを設けています。

ものすごく静かで、でも確かなつながり

そこにあるのは、「もっと応援してくれる人を増やしたい」といったマーケティングではありません。

ただいま目の前にいる人と、誠実に関わり続けること。
それが、WOELFE PACKという場に生まれているつながりの根底にある想い・願い・そして祈りです。


言葉がなくても、信じてくれている

そう感じる瞬間があるからこそ、私たちは少しずつでも続けていこうと思えます。

正解のないこのかたちに、いま関わってくれていることに、心の底から感謝しています。

この関わり方に、何かを感じてもらえたなら。

そういう選択肢もあるということだけでも、知っておいてもらえたら嬉しいです。
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