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ヴォルフェ北海道のデジタル・ジン「NOROSI Digital」

  • スタートライン by rimb

    日常のワンシーン 朝、まだ体のどこかに眠気が残っている時間に、玄関で靴ひもを結びながら、一度だけ床を見つめてしまうことがあります。 タイルの継ぎ目、ドアの枠、外へ続くアスファルトの端。世界のあちこちには「線」が引かれていて、そのどれもがこちら側と向こう側を、きっぱり分けてしまうように見える...
  • 集い、輝き、そしてゴールへ by N.あつめ

    日常のワンシーン 夜、部屋の隅に置いたガラスのコップが、ふと、思いもよらない方向へ光を返すことがあります。 街灯の色なのか、画面の残光なのか。わずかな粒が手元の影に触れ、その一部だけが静かに浮き上がる。 その光は、形を主張するほど強くはなく、けれど、消えてしまうには惜しいほどの“気配”をま...
  • 時と想い by 星 ルアン

    日常のワンシーン 朝、机に置いたカップから少しだけ湯気が立っていました。まだ部屋が温まりきらない時間帯で、空気がゆっくりとしています。 視線を動かした先に、昨日そのまま置いていた布がありました。整えて置いたはずなのに、左と右で色の重なり方がわずかに違って見える。光のせいかもしれないし、自分...
  • 未来へのシュート by クリプトン教授

    日常のワンシーン 夜の帰り道、足元の影がふと軽くなる瞬間があります。 歩いているだけなのに、重さが抜け落ちて、 どこか遠くへ跳ねていくみたいな感覚が、ほんの一瞬だけ訪れることがあります。 何かを始める前の、深呼吸の前の、あのわずかな浮力。 そ...
  • 線の対位法 by 草間縄文

    日常のワンシーン 朝、机の上に置いたノートの端に、一本の細い影が落ちていました。 手を動かすたびにその影は、わずかに伸びたり、途切れたり、自分の呼吸よりも静かな速さでかたちを変えていきます。 はっきりとした意味はないのに、その揺れ方の奥に、どこまでが自分で、どこからが世界なのか——そんな境...
  • 文化と価値観の交差点 by 浅井 大輔

    日常のワンシーン 朝、玄関のドアに手を伸ばしたとき、袖のあたりで小さな色が動いた気がしました。 赤でも青でもなく、はっきりした色なのに、輪郭がどこかゆらいでいる線。歩き出すたびに、服の上の色たちがわずかに重なり、離れ、また交わっていきます。 特別な予定があるわけでもない日...
  • 交差する刹那の瞬間はいつの時代も by Sentaku(せんたく)

    日常のワンシーン 朝、クローゼットを開けたとき、一枚だけ、光のにじみ方が違う服があります。 白い生地の上を、虹色の線が静かにまたいでいく。袖を通すと、模様だけではなく、試合前の緊張や、見えない場所で重なってきた時間までうっすらと浮かび上がってくるような気がします。 特別な...
  • 消費は、終わりじゃない

    消費は、終わりではありません。その先に、どんな風を生み出せるかで、挑戦が続くかどうかが決まります。 展示が終わったあとにも、静けさの中にかすかな呼吸が残ります。その呼吸を拾い上げ、もう一度かたちを変えて動かしていく。それが、わたしたちが考える「作品を纏う」という行為です。 終わりではなく、...
  • 展示から日常へ

    札幌のまちなかで開かれたNoMaps2025の場に、私たちは小さな扉を据えました。そこではスポーツとアートが静かに重なり合い、ひとつの時間が生まれました。その時間から生まれた表現を、ただ展示のままに留めず、日常の風景へと届けたいと考えています。 服や持ちものを通して、展示会場での余韻が日々...
  • ヴォルフェ北海道とNoMaps2025──交差点に立ち会う

    札幌で毎年ひらかれるクリエイティブの祭典、NoMaps。ヴォルフェ北海道は、2023年/2024年/2025年と連続でこの場に立ちました。 初年度はけん玉、2年目はストリートフットボールとフットゴルフ。そして2025年は、アートコミュニティ「#c7 Gallery」とともにSPOART G...
  • 未来 by 蘭鳳

    この二文字を見たとき、わたしたちは、静かに立ち止まりました。 力強さと静けさが同居する筆の動き。色や構図だけではなく、そこに宿っていたのは、「これからを一緒に歩み始めた」という確かな感覚でした。 《未来》は、クラブが何かを“示す”ための旗印ではありません。蘭鳳とヴォルフェ北海道が、共に歩み...
  • 一本の線から始まったこと

    2024年、らんるまつりのクラウドファンディングの立ち上げから走り出すまでの間、蘭鳳さんは心強い存在として支えてくれました。 準備の段階ではオンラインでのコミュニケーションのみだったので、まだ直接お会いしたことはなかったものの、やり取りの向こうから確かな熱が伝わってきました。「めちゃめちゃ...