プレビューモード

わたしたちは、どんなクラブをつくろうとしているのか

わたしたちは、どんなクラブをつくろうとしているのか。

この問いに対する答えは、いまもまだ、書きかけのままです。
けれど誰かに語りかけるとき、やはりこの問いから始めたいと思いました。


メンバーシップ制度という設計は、「支援」ではなく「共有」のあり方についての提案です

わたしたちは、女子フットサルクラブとしてヴォルフェ北海道を立ち上げました。
北海道の比布町を拠点に、旭川やその周辺地域で活動しています。

競技チームとしての挑戦が出発点ですが、地域との関わりやアートとの協働など、活動のかたちは少しずつひらかれてきました。
でもそれは、“いろいろやっているクラブ”というよりも、
「スポーツクラブという形で、どんな社会との関係を結べるのか」をずっと探してきた結果なのだと思っています。


このクラブが大切にしたいこと

わたしたちは、ただ勝つためだけのチームをつくりたいわけではありません。
もちろん、競技の場に立つからには、真剣に勝ちを目指します。
でも、それだけでは語れないものが、このクラブのまわりにはたしかに存在しています。

未完成のまま、今ここにあること。
問いを抱えたまま、歩いていくこと。
それでもなお、誰かと関わるということ。

このクラブが目指しているのは、「強さ」だけではなく、「関係のあり方」でもあります。


だから、言葉が必要でした

支援や応援という関係の前に、「考える」という時間を用意したかった。

WOELFE DIRECT(ヴォルフェ・ダイレクト)は、クラブの活動や想いを“直接”届ける仕組みとしてつくりました。
WOELFE PACK(ヴォルフェ・パック)は、関わり方を選べるメンバーシップ制度として設計しました。
そしてこのNOROSI Digital(ノロシ・デジタル)は、思想や背景を言葉で共有するための場所です。

この3つは、どれも“完成されたビジネスモデル”ではなく、
わたしたちが「クラブをどんな形にしていきたいか」を試行錯誤する中で、生まれてきたものです。


まだ完成していないクラブです

ヴォルフェ北海道というクラブは、まだつくっている途中の存在です。
かたちが整っていなくても、問いが未消化でも、関わってくれる誰かがいる限り、このクラブは動き続けられると思っています。

「こんなクラブの形も、ありえるかもしれない」

そう思ってもらえるような記録を、これからも少しずつ積み重ねていけたらうれしいです。