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アートカードができるまでの話

何かを届けることの意味を、私たちはずっと考えています。
そのひとつの答えとして「アートカード」というかたちが生まれました。

“作品”ではなく、“関係”として届けるために。


WOELFE PACKとアートカード

WOELFE PACKのメンバーに届ける「アートカード」。
それは、返礼品でも、特典でもありません。

クラブとサポーターのあいだにある“なにか”を、かたちにするとしたら──。
その問いの先に、このカードという小さな存在が生まれました。


はじまりは、比布町のイベントから

はじまりは、2024年の9月。

比布町で開催したイベント「らんるまつり2024」で、最初のテスト版を制作。
“クラブの想いが、日常にそっと寄り添えるもの”を目指しながらも、いくつかの試作カードをつくってみました。

少しずつ試していく中で、カードが持つ空気感や距離感が見えてきました。


「定期便」ではない理由

アートカードは、月に一度届くような定期便ではありません。
いまのところ、不定期での制作と配布というかたちを計画しています。

というのも、これを「支援の見返り」にはしたくなかったからです。
もちろん、申し込んでくれた方には誠実に届けたい。
でも、それは“対価”ではなく、“共有”のつづきでありたいと思っています。


ひらかれたかたちで届ける

RED・GOLD・WHITE、どのプランの方にも届けられるように。
どんな関わり方の中にも、そっとひらかれているように。
その設計には、いくつもの揺れや逡巡がありました。

誰かの時間に、静かに溶け込めるものであってほしいと、ささやかながら願っています。


関係の記録

これから制作するカードは、「関係がそこにあった」という記録です。

共鳴するアーティストたちと協働しながら少しずつ開いていけたらと思っています。

アートカードという小さな紙片が、
誰かの記憶にそっと残るようなものであればうれしいです。

それが、「関わってくれてありがとう」という言葉以上の、
静かな対話になってくれることを願っています。